【アメリカ出産】コロナ禍での出産、立ち会い出産はできる?計画分娩は?入院バックに何を入れる?

スポンサーリンク
アメリカ出産/手続き関連

2020年上旬、アメリカで出産しました。

ちょうどその頃は新型コロナウィルスの影響でマスク着用義務、外出自粛規制(stay at home order)真っ最中でした。

普段とは異なるイレギュラーな状況での出産でとても不安でした。

2021年3月現在では、ワクチン接種の開始や新規感染者数減少、それに伴い病院のICU病棟に少しずつ空きができ始めたことから、新型コロナウィルスに関する規制も少しずつ緩くなりコロナ以前の日常生活に近づきつつありますが、ご参考までに外出自粛規制真っ最中での出産体験談をシェアします。

スポンサーリンク

病院の入館はいつも通り?

通常の分娩と変わらず、営業時間内であればメインエントランスから、営業時間外(深夜早朝)はEmargencyの入口から病棟へ行きます。

ただし、入館するときに、新型コロナの症状はないか、2週間以内に身近な人で新型コロナと診断された人はいないかなどの問診と検温がありました。

マスクは入館するときにもらえたため、最悪持っていかなくても大丈夫です(病院ごとに違うため要確認)。
欧米系の人とアジア系の人は顔の形が違うのか、全くマスクがフィットしなかったため、気になる様であればマイマスクを持参した方が良いと思います。

また、入館制限があると聞いていたのですが、立ち会い出産をする場合はパートナーと必ずしも一緒に入館する必要はありませんでした。

私の場合は、夫に病院まで送ってもらい一人で受け付けをすませ、先に病室に入りました。
その後、夫が病室まできて立ち会い出産をしました。

パートナーと別々に入る場合は念の為、事前に病院に確認したほうが確実だと思います。

立ち会い出産はできた?

私はProvidence系列の病院で出産しましたが、条件付きで立ち会い出産は可能でした。

立ち会える人はパートナ(ドゥーラがいる場合はドゥーラも可)のみでした。
日本などから誰か手伝いに来ている(親、兄弟など)場合は、手伝いに来ている人は病院には入れませんでした。
また、子供も入館禁止でした。

立ち会いする人はマスク着用で、一度病院から出てしまうと、再度病院内に入ることはできません。
これは、出産を終えて退院するまで(L&D(出産の部屋)からPostpartum(産後の部屋))続きます。

つまり、妊婦とパートナーが一緒に病院に入り、パートナーが途中で忘れ物を取りに帰ったり、シャワーや食事をするために病院内から出てしまうと、退院まで病院内に戻れませんでした。

退院時も病室までパートナーは迎えにくることができず、病院のエントランスまで母親と新生児が行かなければいけません(看護師が車椅子を押したり、荷物を持ったりしてエントランスまで送ってくれます)。

忘れ物や差し入れをする場合は、Postpartumに移ってから看護師にお願いし、赤ちゃんを見てもらっている間に母親がエントランスまで行きます。
赤ちゃんを一人で病室に残しておくことはできないため必ず看護師に声をかけてください。

計画分娩はできた?

予定日前の計画分娩はできませんでした。

今回の出産は第二子だったため、第一子の預け先関連もあり計画分娩を予定していたのですが、新型コロナウィルスの影響でできませんでした。

予定日前の計画分娩はできませんが、予定日を3日過ぎた場合は計画分娩ができるようで、念の為、計画分娩の予約をとっていましたが、予定日前の出産となりました。

その後、退院した後にPCR検査を受けてほしいと出産した病院から電話かかってきました。
おそらく、計画分娩の予約が残ったままだった(計画分娩で入院する予定日の3日前くらいに電話がかかってきた)ためだと思います。

ちなみにそのPCR検査は保険でカバーされず100ドル近くかかると言われました。
産婦人科医に確認を取り、すでに出産し退院しているため、PCR検査は必要ないのでキャンセルしたいと伝えましたが、患者からのキャンセルは受け付けていないとのことだったので、産婦人科医からキャンセルの電話を入れてもらいました。

計画分娩する場合は、事前にPCR検査を受けるよう指示される可能性があります。

出産中はマスクをつけなければいけない?

私が出産した病院では、病室にはいってしまえば妊婦はマスク着用義務はありませんでした。

出産中に付けたければつけてもいいし、外したければ外しても良い、という感じで、看護師からも苦しかったらマスク取っていいと言われていました。

パートナーはドゥーラなど立ち会い人はマスク着用です。

その後出産した人に聞くと、妊婦もマスク義務となりマスクをしたまま出産した人もいたようです。
病院とコロナウィルスの流行状況によるため、要確認です。

入院期間はどれくらい?通常より短い?

入院期間は経膣分娩の場合、出産日を入れて2泊3日程度ですが、産婦人科医と小児科医からのOKが出れば短くすることも可能でした。

私は1泊2日(出産日の翌日)で退院しました。

家よりも病院内のほうが新型コロナウィルスの感染確率が高いこと、コロナ状況下では夫が自由に病院にくることができない(夫はPostpartumに移動した時に帰宅)ため、先生方に相談し入院日数を切り上げて帰宅することにしました。

産婦人科や小児科医と話したところ、同時期に出産した人は人種を問わずほとんどの人が予定よりも入院予定を切り上げて、早めに退院しているようでした。

出産後のお祝い御膳はオーダーできる?

病院によっては出産後に夫婦へお祝い御前のような食事が出てくるところがあると思います。

私が出産した病院では通常通りオーダーできました。

ただ、原則としてお祝い御前は夕食に準備されるようで、朝食や昼食として注文することができないとのこと。
どうしてもの場合は昼食として用意できるとのことでした。

第二子の出産、第一子の預け先はどうした?

新型コロナが流行する前は産婦人科医に確認をとり、第一子も立ち会いさせようと考えていましたが、新型コロナで状況が変わり、子供は入館することができませんでした。

また、日本から私の母が手伝いに来る予定でしたが、新型コロナの影響で来米できず。

出産中に第一子の世話をできる人がいなかったため、夫に世話を任せ一人で出産に臨もうと思っていましたが、運よく休日や深夜も営業しおり、急な対応もOKのデイケアを見つけることができ、お願いしました。

出産前に一度、慣らし保育につれていく必要はありましたが、出産はいつ始まるかわからないものなのでとても助かりました。

刻々と状況が変わる中、病院のルール変更や現在の状況はどうやって情報を集める?

オンラインでバースプランを提出した際に、産婦人科病棟のSNSがあることを知りました。
該当SNSを確認してみると、出産予定の人なら誰でも参加できるZOOMミーティングがあることを知りました。

現在の状況を踏まえた出産のルール(立ち会い出産やマスク着用などについて)が毎週アップデートされており、その際質問や不安に思っていることを伝えると、現在の状況も踏まえながら回答をもらえました。

そのミーティングの情報も活用しながら、入院準備を進めました。

病院(特に産婦人科病棟)のSNSやHP(病院のトップページの検索項目でdeliveryなど入れてみると該当すると思います)をこまめに確認してみることをお勧めします。

入院バッグは何を入れる?パートナーの荷物は?

入院バッグは、
赤ちゃんの退院の服
羽織もの(入院着は薄っぺらく背中がお尻まで開いているので、長めのカーディガンやガウンが良いです)
授乳枕(授乳予定がある場合)
ドーナッツクッション(あると安心して座れます)
軽食
携帯の充電器
洗面用具(乾燥ひどいので、リップクリーム、メガネ忘れずに)

を用意しました。

特に必要だなと感じたのは、羽織もの、携帯の充電器と軽食(お菓子やパンなどさっと食べられるもの)です。

病院に簡単に出入りできないため、軽食は多めに準備しておくことをお勧めします。
授乳などで結構お腹が空きます(病棟でもクラッカーなどはもらえました)

パートナーの荷物はどのくらい一緒にいるかによると思いますが、退院するまで一緒にいる場合は、
着替え
洗面道具
携帯の充電器
軽食と飲み物(基本パートナーの食事と飲み物は病院からは出ないため、持っていくことをお勧めします)
毛布(クーラーが効いていて寒いです)

などを持っていくと良いです。

病院のZOOMミーティングでは、パートナーの軽食と飲み物は本当に多めに持ってきて欲しいと言っていました。
大体みんな足りなくなって、最後の方は飢えているそうです。笑

コロナ禍での出産、落ち着いて臨もう

イレギュラーな状況での出産、言葉の壁がある異国だとさらに不安ですよね。
病院側もその辺はかなり理解していて、情報発信に力を入れています。

事前の準備を万端にして、無事にご出産できることをお祈りしています。

タイトルとURLをコピーしました