今年のハローウィンは本場のオレンジ色のカボチャでジャックオランタンを作ってみました。
ハローウィンのカボチャってすぐ腐っちゃうから、ハローウィンの直前にカービング(※1)といけないのよね〜
※1カービング:ハローウィンのカボチャをナイフ等でジャックオランタンに加工すること
と、以前友人から聞いたことがありましたが、実際どのくらいで悪くなってしまうのか検証してみました。
この記事を読むと、ジャックオランタンにしたかぼちゃは、
・どのくらい飾っておけるのか?
・本当にハローウィン直前に作る必要はあるのか?
・朽ちていく経過
・腐る?カビは生えるのか?
がわかります。
ジャックオランタンは何日間飾っておける?
ジャックオランタンを作って、どのくらいで朽ちてしまうのか検証しました。
カービング直後
美しい!
10月30日の夜、カービングしたため、明るいところで撮影した写真がなく申し訳ないのですが、みずみずしさあふれるフレッシュなかぼちゃです。
触り心地は硬く、乾燥等による縮みやしわしわした部分はありません。
実(おなじみのカボチャの食べる部分)は水気がありネバネバしています。
もちろんカビや色の変色等はありません。
臭いは嗅いだことのない(ゴーヤ系のにおいかな?)青臭さがあたり一帯に充満しています。
1日目:ジャックオランタンの見た目は?
10月31日、ハローウィン当日の朝です。
寝室から居間に来た時はわかりませんでしたが、1mほど離れたところから青臭さを感じます。
昨日のような強烈な青臭さではなく、心なしか少しマイルドになったような気がします。
カボチャの表面は、カービングした周辺から乾燥が進ん出来ているようで、昨夜よりはしわしわになっています。
色と硬さの変化はありませんが、実の湿り気は減りました。空気に触れている部分の湿り気はほぼありません。
湿り気の減少と乾燥によるしわ以外は、昨晩から見た目に大きな変化は感じません。
2日目:しわしわ?カビ?
ハローウィンも終わり、11月1日です。
近づくと青臭さは感じますが、昨日より減少しています。
表面の乾燥が進みさらにしわしわに。特にガイコツの口周りがいい感じにしなび、Spooky感増してきました。
指で押すとふわふわな触り心地になってきました。水分が抜けてスカスカに近いです。
色の変化はなく、鮮やかなオレンジ色です。
3日目:大きな変化が…⁈
11月2日、カボチャがジャックオランタンになってから3日が経過しました。
臭いはほぼ無臭で昨日までの青臭さが随分なくなりました。
遠目から見ると2日目と大きな変化はないよう感じますが、色がくすんできました。
近づいてみると、写真ではわかりにくいですが、ネコのヘタ部分が昨日よりも陥没したような…
更に乾燥も進み、しわしわ加減に拍車がかかってきました。
と思ったら、ん?!黒い?でも白い?…あ、カビ!!!カビが生えています!!!
皮周辺も生えていますが、種の取り方が甘かったのか内側が特にひどい!
カボチャの触り心地は昨日よりもさらに柔らかくなっています。
スカスカで指で押すと軽い力でへこみます。
カビも生えてきたし、ちょっと移動させようと持ち上げたら、グニッと形が崩れてしまいました。
裏返してみると体液と言いましょうか…カボチャから何か液がでています。
ここで夫に異変が…カビのせいか鼻水、顔の痒みが出てきた模様。
寝室は大丈夫だけど、かぼちゃを置いてある居間に来ると辛いようです。
外に移動させて観察を続けようと思いましたが、持ち上げた時に壊してしまったため、さようならをすることにしました。
ジャックオランタンを長持ちさせるためには?
結果はジャックオランタンに加工して2日目までは飾ることが出来ましたが、3日目以降はおすすめしません。
特に2日以降はカビが生えたり、カボチャが柔らかくなったりと一気に悪くなっていきました。
友人の証言通り、ジャックオランタンはすぐに腐ってしまうようです。
ハローウィン前日、早くても2日前に加工するのが最もきれいな状態で効率的に飾ることができそうです。
今回カビが特にすごかったのが、カボチャの内側です。
よく見ると、まだ種とワタが残っている部分がありました。
おそらく種とワタが残っていたため、うまく乾燥が進まず腐敗してしまった模様です。
部屋の温度は一日中ほとんど変化ありませんでしたが、湿度は深夜~朝にかけてさらに高いように感じました。(濃霧注意報が出ていた日がありました)
種とワタを丁寧にとり、湿度と温度が低めなところに置いておくとさらに長持ちするかもしれません。