我が家の子供はアメリカ生まれ。
アメリカは出生地主義を取っているため、アメリカで生まれた子供はアメリカ国籍を持つことが出来ます。
アメリカで生まれた新生児のパスポートはどこで申請するのか？
準備する書類は何か？
写真はどうやってとるのか？
新型コロナウィルスが流行している状態でも申請できるのか？
2020年に実際にアメリカパスポートを申請したので、その様子をまとめました。
新生児のアメリカパスポート申請について、
・必要な書類とその書き方
・写真の撮り方
・申請場所と窓口予約の取り方
・申請してから受け取るまでにかかった時間
新生児のアメリカパスポート申請に必要な書類と申請用紙の書き方
パスポート申請で用意した書類は、以下の通りです。
| 書類名 | 必要部数 | 備考 |
| アメリカの出生証明書 Birth Certificate | 原本1部＋コピー1部 | 米国籍の証明、親子関係の証明に使用。 原本は後日返送される。 ＊Birth Certificateの郵送での取得方法はこちら |
| 両親の有効な身分証 | 原本＋コピー１部 | 父親、母親両方用意。 アメリカのDriver’s License。 Driver’s License のコピーは裏表コピーを取る パスポートも用意しましたが不要。 |
| パスポート用写真 | 1部 | 各自で用意するか、申請時にその場で撮影（別途費用） |
| 申請書DS-11 | 1部 | オンライン入力し印刷 or 印刷し手書き 印刷は片面印刷 申請書DS-11の書き方はこちら 申請書DS-11の印刷 / 入力はこちら |
| 申請料 | 費用と支払方法要確認 （チェックorマネーオーダーが確実） | 申請費用の確認はこちら （１）と（２）は支払い場所が違うので別々に用意 （１）Application Fee and any Additional Services Fees (パスポート代＆お急ぎ便等のサービス料）： チェックまたはマネーオーダーのみ。州に支払い （２）Facility Fee(申請の場所代)：現金、チェック、キャッシュのみ。 申請場所に支払い ＊マネーオーダーの作り方はこちら |
パスポート申請に必要な書類と、申請用紙の書き方について、在日米大使館・領事館のページが大変参考になります。
必要書類と申請用紙の書き方について、日本語で説明されています。
新生児のパスポート写真はどうやってとるの？
新生児のパスポート申請で一番大変なのが、証明写真だと思います。
写真がNGでその場で取り直しになってしまったり、書類は受け取ってもらえたものの申請中に電話がきて写真だけ再度提出になったりした、という体験も聞いていたため、パスポートが出来上がるまで気が気ではありませんでした。
写真の要件はU.S. Passport Photoのページがわかりやすいです。
OK/ NGの例、要件がまとまっています。
我が家もあの手、この手で気を引き自分たちで撮影しました。
が！！！かなり難しかったです。
・直射日光が当たらない明るい部屋
・白いブランケット（おくるみ）背景
・子供は寝かせて、手足をばたつかせないようおくるみでくるむ
・ガラガラなどで気を引き、連写し要件に合う一番良いものをチョイス
・ドラッグストアで印刷（5ドルくらいかかったような）
しました。
写真要件で目が開いていること、とありましたが、我が家の子供は目が細い！！
また、開いていても影になっていて目全体が真っ黒（白目と黒目の境目がわからない）になってしまいました。
自分で撮影する場合は写真を撮り、ePassportPhoto.comに写真をアップし、加工・注文、ドラッグストアで受取が便利です。
注文から半日くらいで受取が出来ます。
ただし、加工が不自然で取り直しになったという話も聞いたため、注意が必要です。
ドラッグストアやCostoでも店員さんにお願いすると撮影してもらえますが、本当に大丈夫？！使える？！という写真になることも多々あるのだとか…
また、場所によりますが5-30ドルほど料金がかります。
結局店員さんもプロではないし、（毎日パスポート用写真を撮っているだろうけど）写真要件をちゃんと満たしているかどうかは保証できないと思います。
自分で撮影が一番安上がりなのは間違いないですが、確実さを取るなら、パスポート申請時に職員にとってもらうことが一番良いと思います。
パスポートの申請場所と窓口予約の取り方
アメリカのパスポート申請は、パスポートサービスオフィスだけではなく、郵便局（USPS)や図書館、市庁舎等でも申請が出来ます。
今回は郵便局（USPS)で申請したので、USPSの予約方法を記載します。
こちらのページから最寄りの申請場所を検索することが出来ます。
（このページでは予約はできず、場所の確認のみができます）
最寄りの申請場所が確認出来たら、予約を取ります。
郵便局（USPS）で申請する場合はこちらから予約を取ることが出来ます。
予約が完了するとメールが送られてくるので、当日見せられるように用意します。
予約が取れたら実際に申請しよう
アメリカでは16歳未満の申請の場合、申請する子どもと両親そろって申請にいかなければなりません。当日は必ず両親そろって申請へ！
予約時間前10分ほど前に、所定の場所で待機します。
所定の場所は予約完了メールに記載があったり、予約場所に行くと指示されていたりします。
用意した書類を提出します。
職員から指示されるのでその通りに出します。
顔写真の確認（いつごろ撮った写真か、写真と実物は相違ないかなど）があります。
申請用紙に両親のサインをします。
申請料を支払って終了です。
指摘事項なければ、15分くらいで申請は終了です。
パスポートはUSPSで郵便で送られてきます。
パスポートとBirth Certificateの原本と別々に送られてきました。
申請後、パスポートのStatusはOnline Passport Status SystemでLast name、生年月日、Social Security Numberの下4ケタを入力すると確認できます。
パスポート申請から受け取るまでの所要時間
申請からどのくらいでパスポートを受け取れますか？
ちょっとわからないなー。
今は新型コロナの影響で作業人数が減っているから、通常よりも確実に時間がかかるよ。
コロナがなければ、通常は申請から6weeksくらいで届くよ。
と言われていました。
私が申請した時はexpedited service（追加料金を支払い、通常よりも短期間でパスポートを作成する）が使えませんでした。
パスポートの申請数と処理数を週毎に見ることが出来るページがあり、ざっくり計算で3-4か月くらいかかるかも…と思っていましたが、実際には申請から2か月で受け取ることが出来ました。
同じく今年出産し、パスポート申請した友人もexpedited serviceなしで、2か月ほどで手元に届いています。
2020年12月現在、expedited service($60)を使って申請できるようになっており、
通常：10-12weeks
expedited service：4-6weeks
でパスポート作成できるようです。
2021年も、しばらくは同じような状況が続くと考えられますので、パスポート申請時の参考になれば幸いです。
